<最新情報>
【2024.8.31】「原発文庫目録」4~8月分の改訂版です
(現在469冊) 25冊増えました。
※書名の前の数字は「登録番号 分類記号 (分類番号)」です。
また、コメントの最後にあるアルファベットはほかにも該当する関連分類の記号です。
~今、原爆-核兵器を改めて問う!~
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A-1 調査報告
460 A-1(1) 「3.11の衝撃 震災・原発 特報部は伝えた」
東京新聞編 (2011 東京新聞)
2011年3月12日付から5月14日付までの東京新聞「こちら特報部」面を再編集したもので、記録性を重視し、加筆は最小限にとどめました。
関連分類:A-2
A-2 ドキュメンタリー
458 A-2(52) 「双葉町 不屈の将 井戸川克隆 原発から沈黙の民を守る」
日野行介 (2024 平凡社)
原発事故が本当に奪ったものは何だったのか?福島県双葉町元町長・井戸川克隆の闘いを追う
459 A-2(51) 「福島原発「処理水」をのりこえて」
原田義昭 (2024 集広舎)
著者は元環境大臣・元内閣特命担当大臣(原子力担当)で処理水を海洋放出すべしと発言した人物である。
A-3 事故以後の対応及び批判
447 A-3(29) 「聞き歩き 福島ノート 福島のこれからを話そう」
物江 潤 (2014 近未来社)
「福島を知る活動」からさらに発展させて、「みんなで福島と原発を考える活動」の必要性を痛感した私は、これまでの活動を通して詳細に記録してきた取材ノートを生きた教材として使わせていただき、一冊の本にしたいと思うようになりました。本書は、その果実ともいうべきものです。(まえがきより)
455 A-3(62) 「差し迫る、福島原発1号機の倒壊と日本滅亡」
森重晴雄 (2023 せせらぎ出版)
福島の原発事故はまだ終わっていない。ますます高まる危険度。回避できるのに、なぜしないのか?
456 A-3(42) 「暮らしを返せ‼ふるさとを返せ‼ 福島原発かながわ訴訟団資料集Ⅲ」
福島原発かながわ訴訟団資料集編集委員会 (2019 福島原発かながわ訴訟原告団)
目次から 第1部 地裁判決から控訴審へ 第2部 横浜地裁判決 第3部 控訴状・控訴理由書 第4部 資料編
関連分類:A-4
466 A-3(8) 「福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと」
山本義隆 (2011 みすず書房)
地元やマスコミや学会から批判者を排除し翼賛体制を作りあげていったやり方は、原発ファシズムともいうべき様相を呈しているー表紙の言葉から
467 A-3(66) 「核燃料サイクルという迷宮 核ナショナリズムがもたらしたもの」
山本義隆 (2024 みすず書房)
日本のエネルギー政策の恥部、核燃料サイクルは、戦前来の電力中央集権化とナショナリズムの申し子だった。その歴史の精査をもとに脱原発の必要と必然を説く労作。
関連分類:B
A-4 事故の当事者の話
469 A-4(39) 「その時 学校は 子どもは 教師は 東日本大震災・原発事故」
引地達夫編 (2024 福島県立学校退職教職員の会)
東日本大震災・原発事故後の学校現場の記録である。
B 原発の歴史と原発事故
446 B(55) 「手塚治虫からのメッセージ 核の恐怖と未来 「核を扱った名作8篇!」」
手塚治虫 (2013 竹書房)
「ブラック・ジャック 絵が死んでいる!」「猫の血」「山の彼方の空紅く」「ブタのヘソのセレナーデ」「聖なる広場の物語」「ブラック・ジャック 友よいずこ」「二人は空気の底に」「アトムの最後」
関連分類:D, F
452 B(18) 「チェルノブイリの子どもたち」
高橋卓志 (1993 岩波ブックレット)
468 B(56) 「電力の社会史 何が東京電力を生んだのか」
竹内敬二 (2013 朝日新聞出版)
「9電力体制」による日本「支配」の裏側!
C 原発の科学
461 C(24) 「原発の老朽化はこのように 圧力容器の中性子照射脆化を中心に」
原発老朽化問題研究会 (2023 原子力資料情報室)
本書は、老朽原発40年名古屋訴訟において、原発老朽化問題研究会が裁判所に提出した意見書を核として構成されている。原発全体の劣化や運転期限撤廃の危険性も分析。
D 放射線障害
465 D(28) 「泊原発とがん」
斉藤武一 (2016 寿郎社)
なぜ〈泊村〉ががん死第1位なのか?なぜ〈赤井川村〉が乳がん死第1位なのか?札幌市は〈中央区〉が危ない!?衝撃のリポート!
E 核開発
445 E(1) 「0ゼロの暁―原子爆弾の発明・製造・決戦の記録―」
W.L.ローレンス 崎川範行訳 (1955 角川文庫)
著者はアメリカににおける原子爆弾計画に参加を許されたただ一人のジャーナリストである。
463 E(72) 「原子力は誰のものか」
ロバート・オッペンハイマー 美作太郎/矢島敬二 訳 (2024 中公文庫)
科学者の信念と国家の戦略が対立するとき「原爆の父」は何を思ったのかー公職を追放された物理学者が語る「水爆反対」の真相
464 E(64) 「ロバート・オッペンハイマー 患者としての科学者」
藤永 茂 (2021 ちくま学芸文庫)
本書は、これまでに数多く書かれたオッペンハイマー伝をつぶさに再検討し、その多くに異を唱える。豊富な史料をもとに、彼の足跡を丹念に辿り、政治に翻弄され、欺かれた科学者の実像に迫る。
F 原爆被害(広島 長崎 ビキニ)
448 F(48) 「ナガサキ 核戦争後の人生」
スーザン・サザード 宇治川康江訳 (2019 みすず書房)
10代の若者だった「語り部」たちのあの日―原子雲真下の「同日同刻」から苦難とともに生きのびた「長い戦後」まで。「スーザン・サザードはジョン・ハーシーが広島のためにした以上のことを長崎でおこなった。本書は綿密で情熱的、思いやりに満ちたこのうえない歴史書だ」(ジョン・ダワー)。
449 F(39) 「ヒロシマ [増補版]」
ジョン・ハーシー 石川欣一 谷本清 明田川 融訳 (2014 法政大学出版局)
ピュリッツァ賞作家ジョン・ハーシーによる史上初の原爆被害記録、1946年の取材による1~4章は、6人の被爆者の体験と見聞をリアルに描いて世界に原爆の惨禍を知らしめ、原水爆禁止・核廃絶の運動に影響を及ぼした。85年の再訪で成った5章では、原爆症との闘い、市民としての生活・仕事・活動など、稀有な体験者たちの戦後史をヒューマンな筆致で跡づける。
450 F(50) 「ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦」
レスリー・M・M・ブルーム 高山祥子訳 (2021 集英社)
終戦から1年、とある雑誌の特集記事「ヒロシマ」は世界を揺るがす大スクープとなった。記者ジョン・ハーシーは、いかにしてアメリカ軍による隠蔽とGHQの目をくぐり抜け、のちに名著となるこのルポを書き上げたのか。国家権力に挑んだ、そのジャーナリスト精神に迫る。
451 F(25) 「地球核汚染 ヒロシマからの警告」
NHK『原爆』プロジェクト (1996 NHK出版)
際限なく増殖させてきた核兵器・原発から生み出される核物質は、いま人類にそのツケを支払わせようとしている。核にまみれた世界各地の取材・検証から、人類に再び警告を発する。NHKスペシャル「調査報告 地球核汚染」の出版化
453 F(23) 「被爆者たちの戦後50年」
栗原淑江 (1995 岩波ブックレット)
454 F(16) 「被爆者援護法―制定を拒むものは誰か―」
椎名麻紗枝 (1991 岩波ブックレット)
寄贈者による「平成六年法律第百十七号 原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」「原爆被爆者援護の現状と課題」を添付
457 F(40) 「原爆体験と戦後日本 記憶の形成と継承」
直野章子 (2015 岩波書店)
「被爆体験」は継承できるのだろうか 被爆者たちの戦後史をたどりながら、その体験や記憶の継承の可能性を考える
462 F(55) 「原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子」
山我 浩 (2024 毎日ワンズ)
原爆投下の歴史、NHK連続テレビ小説「虎に翼」のモデル三淵嘉子が裁いた「原発裁判」の判決文を掲載。
<「原発文庫」とは>
原発事故直後、学校では『放射線副読本』が配られ、どう教えたらいいのか多くの教師は戸惑い悩みました。当時教師であった私たちは 反省も込めて勉強会を始めました。勉強会で読んだ本や資料、主に会員から寄せられた本のリストづくりを始めました。それは、現場の教師が多忙な毎日の中で原発事故のことやこれからのエネルギーなどについて授業をしたいと考えた時、教材準備 の一助となればということからでした。
また、東京電力福島第一原子力発電所事故から12年が経過した今、事故や放射能汚染への関心は急速に薄らいでいます。かつて店頭に平積みであった原子力関連の本は、現在では書店で探すのが一苦労です。そこで、原発、放射能や原子力(核力、核エネルギー)などについて知りたい方々に活用していただくことも含め、文庫を開設しました。
※お問い合わせは ぐんま教育文化フォーラムHP からおねがいします
(2023年4月12日改訂)